用語集

語句は順次追加していきます。このへん↓のサイトを参考にして作りました。
e-Words / Insider's Computer Dictionary / アスキーデジタル用語辞典
スパニングツリー
ブリッジでループ状に形成された冗長リンクのネットワーク内で、データが永遠に循環するのを防止するための制御手法のひとつ。IEEE802.1dとして標準化されている。与えられた優先順位を元に、ブリッジ間でBPDU(Bridge Protocol Data Unit)と呼ばれる制御情報をやり取りして、普段使う経路をひとつ設定し、それ以外の経路は障害時の迂回経路として設定する。これによって、物理的にループを形成しているネットワークであっても、データがループの中を巡り続ける事態を防ぐことができる。
ダイバーシティ
複数のアンテナで受信した同一の無線信号について、電波状況の優れたアンテナの信号を優先的に用いる技術。多くのアクセスポイントや無線LANカードはアンテナを2本持ち、ダイバーシティ構造になっている。
ノード
ネットワークに接続されているコンピュータやハブなどの機器のこと。
ビーコン
アクセスポイントが自信の存在を知らせるために発信する信号標識。信号にはESSIDなどが含まれている。
ブロードキャスト
ネットワークにおいて、そのネットワーク上に存在するすべてのノードを対象としてパケットを送信する形態のこと。このとき使われる送信先アドレスをブロードキャストアドレスという。
ブリッジ
ネットワークパケットをデータリンク層で中継する装置。リピータの段数を超えてネットワークを延長したい場合にも使えるが、基本的にはネットワークのトラフィックを軽減するために使用する。単純に電気信号を再生するだけのリピータと違い、転送先のアドレスをみて中継すべきかどうか判断する。
マルチキャスト
ネットワークにおいて、あらかじめ決められた複数のノードに対して同時に送信する形態のこと。マルチキャストでは、マルチキャスト用の特別なアドレス(マルチキャストアドレス)を使うことにより、マルチキャスト受信を望んでいる(受信準備のできている)ホストにのみ送信することになる。
ユニキャスト
ネットワークにおいて、特定のあるひとつのノードだけに送信する形態のこと。
ロードバランシング
コンピュータ・システムにかかる負荷を、利用可能な複数の資源に適切に分散・配分することにより、負荷が高まったり、あるサーバがダウンしたりしても安定的・実用的にシステム全体が稼働できるようにする技術。
ACK (Acknowledge) [アック]
送信側が送信したデータが正しく受信側で受理されたときに送信側に送り返される信号のこと。データ転送が正常に終了したときなどに送信される。
AES (Advanced Encryption Standard) [エーイーエス]
米国商務省標準技術局(NIST)によって選定作業が行われている米国政府の次世代標準暗号化方式。現在、標準暗号としてDESが利用されているが、その信頼は薄く、DESの後継暗号として期待されている。AESは秘密鍵暗号でハードウェアでの処理に適しており、ソフトウェアでの処理は速度が著しく低下する。
CSMA/CA (Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance) [シーエスエムエーシーエー]
無線LANで用いられているアクセス制御方式。無線LANではコリジョンを検出できないため、各端末は通信路が一定時間以上継続して空いていることを確認してからデータを送信する。この待ち時間は、最小限の時間にランダムな長さの待ち時間を加えたもので、直前の通信があってから一定時間後に複数の端末が一斉に送信する事態を防止している。実際にデータが正しく送信されたかは受信側からのACK信号が到着するかどうかで判定し、なければ通信障害があったとみなしてデータの再送信を行なう。
FCC (Federal Communications Commission) [エフシーシー]
米国の連邦通信委員会が定める電波障害に関する規格。適合した機器にFCCのマークが表示される。日本のVCCIにあたる。
RADIUS (Remote Authentication Dial-In User Service) [ラディウス]
米Livingston Enterprise社が開発したダイヤルアップユーザの認証システム。IETFによってRFC 2138として標準化されている。IEEE802.1Xの認証サーバとして用いられている。アクセスポイントとの間で認証用のユーザIDやパスワードをやり取りする際にはMD5を使った独自の方式を用い、セキュリティを高めている。Windows2000 Serverなどで構築されることが多い。
IEEE802.1X [アイトリプルイーハチマルニテンイチエックス]
ネットワーク内におけるユーザ認証の方式を定めた規格。特に無線LANでのユーザ認証仕様として強く認知されているが、仕様自体は有線LANにも対応している。認証されていないクライアントからの通信を(認証要求を除いて)すべて遮断し、認証されたユーザにのみ通信を許可する。また、他のユーザによる通信ポートの乗っ取りを防止するため、定期的に再度認証を行わせることもできる。ユーザ認証に使用するサーバには、主にRADIUSが使用され、ダイヤルアップ接続などと同じサーバが認証処理を行える。なお、IEEE802.1X自体では通信データの暗号化は行わないため、暗号化の必要がある場合は別の暗号化方式を用いる必要がある。IEEE802.1Xで用いられる一般的な認証プロトコルには、WindowsXPでサポートされているEAP-TLS、EAP-MD5、米Funk社が提案するEAP-TTLS(EAP Tunneled TLS)、Microsoftが提案するPEAP(Protected EAP)などがある。
MIB (Management Information Base) [ミブ]
SNMPで管理されるネットワーク機器が、自分の状態を外部に知らせるために公開する情報のこと。RFC1156として規定されているMIB1と、RFC1213で規定されているMIB2があるが、現在では後者を使うのが一般的。
OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing) [オーエフディエム]
IEEE802.11aやIEEE802.11gで利用されるデジタル変調方式。日本語で直交波周波数分割多重という。変調した複数の搬送波を重ねるように密に並べて送信する。狭い周波数の範囲を効率的に利用した広帯域伝送を実現し、周波数の利用効率を上げている。
PSE (Product Safety / Electrical appliance & materials) [ピーエスイー]
平成13年4月から施行された電気用品安全法に基づく安全規格。日本で販売されるあらゆる電気用品は必ずPSEに適合させ、マークを製品に表示させなければならない義務がある。ACコードやACアダプタなどの特定電気用品には、菱形の中にPSEと書かれたマークが表示される。以前は電気用品取締法という法律で定められており、そのときは逆三角に郵便マークの形をしたマークが使われていた。13年4月以前に出されたものには、旧マークが表示されている。
QoS (Quality of Service) [キューオーエス]
ネットワーク上で、ある特定の通信のための帯域を予約し、一定の通信速度を保証する技術。
RSSI (Receive Signal Strength Indication) [アールエスエスアイ]
受信した電波信号の強さを数値化したもの。携帯電話のアンテナマークもRSSIが利用されている。
SNMP (Simple Network Management Protocol) [エスエヌエムピー]
TCP/IPネットワークにおいて、ルータやコンピュータ、端末など、ネットワークに接続された通信機器をネットワーク経由で監視・制御するためのプロトコルで、RFC1157として定義されている。制御の対象となる機器はMIBと呼ばれる管理情報データベースを持っており、管理を行なう機器は対象機器のMIBに基づいて適切な設定を行う。
SN比(Signal-to-Noise Ratio) [エスエヌひ]
信号電力に対するノイズ電力の割合。信号電力をPS、ノイズ電力をPNとするとき、SNR = 10log(PS/PN) (単位:dB)で求められる。
ul (Underwriters Labolatories) [ユーエル]
米Underwriters Labolatories社が定めた安全規格。火災や感電などを防ぐための措置がとられている機器が認定され、ulマークが表示される。日本の電気用品安全法(PSE)と同じようなものだが、PSEは電気用品のみが対象となっている。そのため、国内のネットワーク機器でもul規格を取得する場合が多い。
VCCI (Voluntary Control Council for Intreference) [ブイシーシーアイ]
VCCIは情報処理装置等電波障害自主規制協議会の略で、同協会が定めた電波障害に関する規格。機器が出すノイズが規定範囲内のものが認定され、VCCIのマークが表示される。VCCI規格にはクラスAとクラスBの2種類があり、クラスAは工場やオフィス向け(規制が緩やか)、クラスBは家庭向け(規制が厳しい)となっている。
WEP (Wired Equivalent Privacy) [ウェップ]
無線LANで使用する暗号化技術。無線通信は極めて傍受が容易であるため、送信するパケットを暗号化して傍受者に内容を知られないようにすることで、有線通信と同様の安全性を持たせようとしている。RC4アルゴリズムをベースにした秘密鍵暗号で、IEEEによって標準化されている。
Wi-Fi [ワイファイ]
無線LAN技術の推進団体Wi-Fi Alliance(旧WECA)によって認定された相互運用性のある無線LAN製品の認定テスト。このテストにパスした製品には、「Wi-Fi Certified」という認定が与えられ、他社製品との互換性が保証された製品としてロゴマークを製品パッケージなどに表示できるようになる。
WPA (Wi-Fi Protected Access) [ダブルピーエー]
Wi-Fi Allianceが2002年10月に発表した無線LAN暗号化方式の規格。従来採用されてきたWEPの弱点を補強し、セキュリティ強度を向上させたもの。WPAは、従来のESSIDとWEPに加え、IEEE802.1Xのユーザ認証機能を備え、暗号鍵を一定時間毎に自動的に更新するTKIP (Temporal Key Integrity Protocol)と呼ばれる暗号化プロトコルを採用している。