ニュース (2002年以前)

Intelのa/bコンボチップの出荷に大幅な遅れ   [2002.12.18]

Intelが開発を表明していたa/bデュアルの無線LANチップが、技術的な問題などにより大幅に出荷予定時期が遅れていることが分かった。
Intelはこれまで、ノートPC用プロセッサ「Banias」はこれまでの予定通り2003年上半期にリリースできるとしたが、それに使われるモジュール「Calexico」には、当初の予定に反してPhilips社製の11bチップが搭載されることになった。Intelのa/bデュアルバンドチップは2003年下半期以降のもっと遅い時期にリリースされることになる。
2003年の上半期には、Atheros、Intersil、T.I.といったチップメーカのa/gコンボチップ(g対応なのでもちろんbも使える)が本格リリースされることになるが、Intelはこれに完全に出遅れたかたち。
当初、Intelが無線LANのチップ開発を発表したときには、それが他社にとって大きな脅威になると予想されたが、今回の件でIntelの無線LANチップの開発力が問われることになり、a/bチップがリリースされたとしてもa/gチップが出ている以上、時代遅れの感は否めない。Intelは今後、本腰を入れて無線LANのチップ、それも早急にa/gコンボチップを開発しないと、無線LANチップ市場から完全に虜のされることになりかねない。

■ ZDNet

PC Watchが見る、無線LAN来年の動向   [2002.12.18]

PC Watchに連載されている本田雅一氏のコラム「週刊MOBILE通信」に802.11aと11gの来年の動向、予想が掲載されている。気になる人は要チェック。
11gの普及にはまだ時間がかかり、2003年は11aがそれなりに普及するという話。

■本田雅一の週刊MOBILE通信

メルコ、11a市場から撤退し、これからは11g中心で   [2002.12.13]

メルコが新しいAirstaionシリーズである「G54シリーズ」を12日発表した。米Broadcom社の11g専用チップを搭載したIEEE802.11g規格の無線LAN機器3機種(業務用AP、民生用AP、CardBus)を来年2月にリリースする。
それと同時に、同社の無線LANの主軸を11gへとシフトさせていくことも発表した。これまでメルコは11aの製品もリリースしていたが、製品開発を打ち切って出荷停止とし、11a市場から撤退する。ただし、「今後、gとのコンボという形でa/gのデュアルバンド製品を開発する」としており、11gのみとするわけではない。
メルコが11gへと肩入れすることによって11a市場の停滞が懸念されそうだが、11aのチップで先行してきたAtheros社はa/gのコンボチップを3月に量産する予定で、今後はa/gコンボの無線LANへとシフトしていくとの予想は変わらない。

■ PC Watch

T.I.がコンボチップを発表   [2002.11.14]

米大手チップメーカのTexas Instruments(T.I.)は802.11a/bとドラフト版の11gに対応した無線LANチップ(MACのみ)「TNETW1130」を発表した。
TNETW1130は、セキュリティ規格IEEE802.11iやQoS (通信品質)に関する規格IEEE802.11eにも対応しており、AESをハードウェアで処理する能力を持つ。
これまで、T.I.では22Mbpsのリンクスピードが出る11b+(T.I.が勝手に付けた名前)のチップをリリースしていたが、これで本格的に11aのチップ市場に参入したことになる。

■ニュースリリース

低消費電力な5GHz帯パワーアンプ   [2002.11.11]

シャープは11月8日、5GHz無線LAN (IEEE802.11a)用パワーアンプの高効率動作技術を開発したと発表した。
このパワーアンプは出力電力が80mWで、電力効率は業界トップの22%。消費電力は従来比3割減の360mWに抑えられており、将来的にコンパクトフラッシュ用11a無線カードへの応用が期待できるとされている。

■プレスリリース

無線LANのセキュリティを高めるWPAなる規格が登場   [2002.11.6]

Wi-Fi Allianceは、WPA(Wi-Fi Protective Access)なるセキュリティの新規格を公表した。WPAはIEEE802.11i規格のサブセットと位置づけられるユーザ認証を含むセキュリティ技術であり、これまでのESSIDやWEPだけを使う、かねてから脆弱性が指摘されていたセキュリティに取って代わるものとのこと。
Wi-Fi Allianceは2003年第一四半期頃には各無線LANベンダーが対応を始めるというが、本当にそれほどスムーズに採用が進むかどうかは疑問である。IEEE802.11iはIEEE802.1Xと同じ認証機能を使うようで、802.1Xに対応していない無線LANをリリースし、今後対応予定もないベンダーはおそらくしばらくは無視するのではなかろうか。
セキュリティが貧弱な無線LANにとっては朗報であるが、ファームやドライバを自分のところで開発せずに台湾から持ってきて日本語化するだけの技術も何もないクソベンダーの商品を使っている人は、その恩恵には当分与れそうにない。

■ Wi-Fi Allianceのプレスリリース

日立が通信スループットを5倍にする技術を開発   [2002.10.23]

とはいっても、新しい無線方式とかそういうのではない。何でも、指向性アンテナと送信電力の監視サーバでパケットのスケジューリングをして、電波干渉を押さえるというもの。
これまで、無線LANのクライアントが密集していると、アクセスポイントが過負荷となったり、電波干渉でスループットが低下することがあったが、この技術を用いれば、効果的に無線LANシステムを運用できるとのこと。
日立はこのシステムを無線機器メーカ、SI業者などに売り込みに行っているようだが、反応はいまいちとのこと。というのも、こんなものはあくまで机上の論理、学会向けのお勉強知識だからに他ならない。
企業にアクセスポイントを設置する業者には、効率よく動かすようにするためのそれなりのノウハウがあり、眉唾もののこのシステムが今後どれだけの業者で採用されるかはまだ未知数である。

■ニュースリリース

802.11a Wi-Fi、11月29日に認定試験開始   [2002.10.18]

Wi-Fi Allianceは、IEEE802.11a製品のWi-Fi認定試験を11月29日から開始すると発表した。米カリフォルニア州サンノゼにある検査機関で実施される予定で、10月18日から申し込みを受け付ける。試験にかかる費用は1万5000ドル。
また、試験環境も明らかになった。Atheros、Intersil、Ciscoのチップセットを使った7社のアクセスポイント4台、カード5枚の製品が使われるもよう。同日からは11b/11aのデュアルバンド試験も開始し、11aから11bへのローミングなどのテストが行われるとのこと。

■ ZDNet

無線LAN市場、2001年度は前年比140%増   [2002.10.17]

矢野経済研究所が発表した調査結果によると、同研究所は無線LANシステム市場は2001年度の市場規模は前年比140.7%増の172億7600万円で、2002年度には237億7100万円、2006年度には719億円規模へと市場が拡大するとの予測を出した。
IEEE802.11a製品については、製品が少なさや高価なことから無線LAN市場に占める割合は小さかったが、同研究所は2002年下半期から2003年にかけて本格的な普及が始まると予想。11aへの移行により、売上高での市場規模は上向くが、競争による価格の低下は避けられないと見られている。

■プレスリリース

Wi-Fi5完全に消滅   [2002.10.8]

Wi-Fi5の名称が完全に消えた。
Wi-Fiは無線LAN規格に対応していると認定された機器に付けられる名称で、802.11aの製品向けWi-Fiは5GHz帯を利用することからWi-Fi5という名称になる予定であった。
ところが、Wi-Fiを認定する業界団体のWi-Fi Alliance(WECAから改称)が10月3日に、やはり「Wi-Fi」でいくと決定。Wi-Fi5計画は頓挫した。
同団体会長のDennis Eaton氏は、7月に開かれた「NetWorld+Interop 2002 Tokyo」でWi-Fi5を「Wi-Fi CERTIFIED 802.11a」に変更すると明言していたが、その後も「Wi-Fi5」が使われ続け、混乱していた。
業界は「Wi-Fi」とすることを歓迎している模様だが、無線LANに対する知識のない消費者に11bと11aが互換しているかのように思われないか心配である。Wi-Fiロゴの下には規格を表す性能ラベルが付くらしいが、これで一般消費者に区別がつくかどうかは不明である。

■ ZDNet

ケイ・オプティコムがa/b無線LANホットスポットの実証実験   [2002.9.25]

ケイ・オプティコムは9月24日、無線LANサービス「eoスポット」を10月1日から試験提供すると発表した。eoスポットでは、IEEE802.11bとIEEE802.11aのふたつの無線LAN方式がサポートされる。
試験サービスの提供場所は、現在の時点でドトールコーヒーが運営する「エクセルシオール・カフェ」や関西電力(ケイ・オプティコムの親会社)のオフィスビルなど。試験中、ホテル等にも拡充していくことが計画されている。
試験サービスのモニタ申し込みは、同社の専用ホームページで行える。パソコンと無線LANカードを用意すれば、プロバイダの契約なしでも無料でインターネットに接続することができる。
試験は2003年3月31日まで継続され、同社は試験を通じて技術課題やビジネスモデルなどを検討した上で、「事業性があると判断できれば2003年4月にも商用化する」としている。
関西では電力会社の母体の強みでFTTH事業を安価で広範囲に提供するケイ・オプティコムだが、ホットスポット事業ではどのように出るか注目である。

■ケイ・オプティコムのプレスリリース

Intersil製チップ出荷開始   [2002.9.24]

米Intersilは9月18日、802.11aに対応した無線LANチップセット「PRISM Indigo」の量産開始を発表した。
また、Intersilでは、来月初旬にもデュアルバンド802.11a/b/g対応チップセット「PRISM Duette」のサンプル出荷も開始するとしている。

■ Intersilのプレスリリース(英語)

Intel、a/bコンボチップを来年にもリリース   [2002.9.12]

Intelが「Calexico」というコードネームのPCカードモデムを開発しており、このモデムモジュールは早くて来年初頭にリリースされるノートPCに搭載される見込み。
Intelは来年前半に登場予定の新モバイルチップ「Banias」とセットにするようで、CalexicoとBaniasの組み合わせの動作を保証している。ノートPCメーカはAtheros社等、他社製チップを採用することも可能であるが、Baniasとの動作検証を長い時間と高い費用をかけて行う必要があり、Baniasを採用するメーカでは同時にCalexicoを採用すると思われる。
これまで、802.11aのチップと802.11a/bのコンボチップはAtheros社が先行しており、市場を寡占状態にしていたが、協力なライバルが現れたことにより、競争をよぎなくされた。
IntelとAMDのCPU競争(潰し合い)のようなことが起きれば、チップの価格が低下し、11aおよび11a/bコンボ無線LANの市場価格の低下が予想される。802.11aの低価格化が進めば、より11aの普及が見込まれるが、果たして結果はいかに。

■ ZDNet

DOS/Vマガジンで802.11a製品レビュー   [2002.8.16]

8月15日発売のDOS/Vマガジン9/1号にて、IEEE802.11aの製品レビューが掲載されている。エントリーしているメーカーは、I/Oデータ、ICOM、Intel、NTT東日本/西日本、CONTEC、SONY、TOYOCOM、Planex、Proximの9機種。FTPによるGETスピードの測定を見通し、階段の踊り場、鉄製扉を挟んでの3パターンで計測している。
結果にそれほど大きな差が出てはいないが、ICOMのSR21S52Gでやや良い結果が得られていた。
ページ最後のベスト・チョイスでは、Planex、ICOM、SONYの3機種が選ばれていたが、Planexのは単なるOEM、SONYのものはVAIOのみのサポートで、価格以外でそれほど目を見張る結果は出ていなかったのに選出されていた。DOS/Vマガジンのレビューは偏った見方をしていると専らの噂であるが、本当にそうなのかも知れない。

■ DOS/V Magazine WEB記事

2002年8月下旬に5GHz帯無線LANの屋外利用が可能に   [2002.8.8]

総務省は8月7日、5GHz帯無線LANに関する電波法施行規則や周波数割り当ての変更に関して、電波監理審議会から「諮問のとおり改正することが適当である」との答申を受けたと発表した。これにより、屋外用の4.9〜5GHz帯と5.03G〜5.091GHz帯を利用する無線LAN(IEEE802.11a)の屋外使用が可能になる。
総務省は、これから電波法に関連する省令や施行規則を改正する手続きを開始する。通常2〜3週間で完了するため、8月下旬には法的に5GHz帯無線LANの屋外利用が可能になると見込まれている。
開放される周波数帯のうち4.9〜5GHz帯は、携帯電話のサービス事業者が基地局間通信に利用しているため、無線LANにはとりあえず5.03G〜5.091GHz帯が2017年までに暫定開放され、この間に携帯電話事業者は4.9〜5GHz帯から他の帯域へ移行するようだ。

■総務省のニュースリリース

802.11aの導入を急ぐ必要はない   [2002.8.6]

アメリカで商品のテストラボを運営するWayne Rash氏による独自の802.11aに関する見解がZDNetに掲載された。
それによると、802.11a無線LANは802.11bに比べて速度が5倍ではあるものの、周波数が2倍なので飛ぶ距離は2分の1であり、802.11bと同じ広さをカバーするには4倍の数のアクセスポイントが必要とある。さらには、802.11a製品の価格も高いので、802.11bから802.11aへのアップグレードは非常に高価になるとしている。
同氏は「802.11aの大規模ネットワークは構築すべきではない」と結論を述べており、802.11aに非常に否定的であった。

■ ZDNet

日本初、デュアルホットスポット誕生   [2002.7.31]

日本生命は、晴海アイランドトリトンスクエア内にホットスポットがあるロビースペース「Communication Plaza X HARERU」を開設した。Intel社製のa/bデュアルアクセスポイントが設置されており、802.11aと11bの両方の無線LAN方式でアクセスできるのが特徴。
802.11aのカードが差さったノートパソコンも5台用意され、自分のパソコンを持ち込まずとも貸し出しを受けられる。自分で持ち込む場合でも、着席する場所にちゃんとコンセントが用意されているとのこと。
「Communication Plaza X HARERU」は、晴海アイランドトリトンスクエア内のオフィスで働く2万人の会社員と周辺住民のための憩いの場として提供される。利用するには会員の登録が必要であるが、無料で会員になることができる。何ともうらやましい話である。

■ ZDNet

WIRELWSS JAPAN 2002開幕   [2002.7.17]

7月17日から19日までの3日間、東京ビッグサイトで「WIRELESS JAPAN 2002」が開催される。モバイル・ワイヤレス分野の会社による展示会で、無線LAN関連でも数多くの展示がある。
今年は、無線LAN関係はやはりIEEE802.11a関連の展示が注目を集めており、802.11aと802.11bのデュアルバンド対応アクセスポイントの展示は要チェックである。

■ WIRELESS JAPAN 2002

「Wi-FiロゴはIEEE 802.11すべての技術をカバーするものに」   [2002.7.6]

7月4日、幕張メッセで開催された「NetWorld+Interop 2002 Tokyo」において、Wi-Fi認定を行う非営利団体WECA(Wireless Ethernet Compatibility Alliance)のDennis Eaton会長がWi-Fiの現状と今後の展望について語った。
Wi-Fiロゴについては、"CERTIFIED"(証明された)という文字が加わった新しいロゴにし、802.11aと802.11bなどの見分けについては、ロゴと併用する「性能ラベル」に記すとされている。
IEEE802.11a製品の認定作業については、第3四半期にテストを開始し、第3 〜 4四半期には最初の認定製品を発表できる見込み。
なお、802.11aのWi-Fiについては、これまで「Wi-Fi5」という仮称であったが、「Wi-Fi CERTIFIED 802.11a」という名称に正式に決まった。

■ ASCII24

NEC、IEEE802.11a準拠の屋外AP評価機を初出荷   [2002.7.2]

NECネットワークスは7月2日、IEEE802.11a準拠で屋外使用が可能なアクセスポイントとカードの評価機を出荷したと発表した。
これは、NTTアクセスサ−ビスシステム研究所との共同研究で開発されたCPU内蔵型無線LANチップセットを利用し、NTTのライセンスを得て5GHz無線LANカードとアクセスポイントに製品化したもの。
このチップセットは、まだ6 〜 36Mbpsのデータ伝送のみのサポ−トだが、今後従来の5GHz製品と同じく54Mbpsまで高速化する計画とのこと。

■ NECのニュースリリース

802.11a/b/gと新5GHz帯に対応したAtherosのチップセット   [2002.6.27]

米アセロス・コミュニケーションズは6月27日、日本向けの無線LANチップセット「AR5001J」を発表した。
このAR5001Jチップは、これまでのIEEE802.11aの他に、IEEE802.11bとまだドラフト段階のIEEE802.11gに対応している。対応する周波数帯は、これまでと同じ2.4GHz帯と5GHz帯であるが、5GHz帯については従来より利用可能だった5.150〜5.250GHzだけでなく、総務省によって開放が予定されている4.900〜5.0GHzおよび5.030〜5.090GHzの両対応であり、5GHz帯無線LANの将来的な屋外使用も視野に入れられている。
現在は、サンプル品を出荷しており、電波法関連の承認が得られ次第、製品版をリリースすることになっている。
このチップの登場により、クライアント側は非常に便利になると思われる。アクセスポイントに関しては、2.4GHz帯と5GHz帯ではアンテナが違うことなどにより、利用するには各開発メーカで工夫が必要となる。NECやICOMのアクセスポイントは、ただ単にカードを差して使うだけなので、ファームのバージョンアップだけで3種類の無線規格が利用できるようになるかも知れない。

■米Atheros社のニュースリリース

無線LANローミングの標準競争加熱   [2002.6.25]

ワイヤレスソフトメーカーの米iPassは6月24日、自社のローミングソフトの一部を無償提供すると明らかにした。これまでケースバイケースで無償提供していたものを、希望があれば誰にでも無償提供することにした。同ソフトはCisco Systemsなどの機器メーカー8社とワイヤレスISP 8社が採用している。
iPassのこの動きは、無線LANのディファクト・スタンダード確立を狙ったものであり、これまでローミングの標準化を進めていたWECAは一層作業の迅速化が求められる。
ふたつの標準があった場合、困るのは我々一般コンシューマである。そこらへんを考えて、業界関係者には調整していただきたい。

■ ZDNet

無線LANの主流は、“混沌の後”802.11a&11gへ   [2002.6.18]

米Enterasys NetworksのCTOスタッフ、Roger Durand氏は、無線LAN市場は、多少の混乱があった後、現在の802.11bから802.11aもしくは802.11gに変わっていくだろうと予測する。
11bは低速でセキュリティも脆弱であり、11aや11gが高速でそれなりのセキュリティ機能を持ち合わせていることを考えると当然のことである。
ただし、同氏は現在出ている802.11aの製品には高いセキュリティ機能が備わっていないことから、これらが今後11aの主流にはなり得ないだろうとし、代わりに802.11iが搭載されたものが主流になるのではと予測する。
また、日本では11aは屋外使用が禁止されており、4.9〜5.0GHz帯を使う新しい11aもまだ検証段階である。これらがまとまり、さらにセキュリティ機能が充実した11aが今後、無線LANの主力となるであろう。

■ ZDNet

ProximがAgereの802.11機器事業を吸収   [2002.6.18]

米Proximは6月17日、Agere Systemsから、「ORiNOCO」シリーズを含む802.11無線LAN機器事業を買い取ることで合意したと発表した。現金による6500万ドルの取引。
しかしながら、Agereは無線のチップ、モジュール、カードの事業は売却せず、これらをProximに供給することになる。

■プレスリリース(Proxim)

Windows2000、IEEE802.1xに対応   [2002.6.18]

Microsoftは、Windows XPで採用している無線LANのセキュリティ対策IEEE802.1xをWindows 2000およびハンドヘルドデバイス用Windows(WindowsCEなど)にも拡大する方針を打ち出した。
これまで、無線LANのセキュリティといえばWEPであったが、かねてから脆弱なセキュリティであることを指摘されており、40bitのWEPは簡単に破られることが分かっている。802.1xは認証機能として定められた規格で、WEPの弱点を補う働きをすることができる。
802.1xを搭載したアクセスポイントは高価でビジネス向けのものが多いが、802.1xが広く認知されていけば、将来的に多くのアクセスポイントに搭載されることになるだろう。

■ ZDNet

5GHz無線LAN機器、3社から相次いで発表   [2002.6.12]

Intelは、IEEE802.11aとIEEE802.11b規格のどちらのユーザも同時に使用可能なアクセス・ポイント「PRO/Wireless 5000 LANデュアルアクセスポイント」を発表した。価格は138,000円。これまでにリリースしていた5GHz無線LANアクセスポイントに、2.4GHz無線LANのモジュールを追加したもの。2.4GHz無線LANモジュールを追加するオプションキットも44,800円で発売する。発売時期は、いずれも8月上旬。
Cisco Systemsも無線LAN両規格対応の「Cisco Aironet 1200」を発売する。本体に2.4GHzまたは5GHzのモジュールの一方か両方を差して使用。2.4GHzモジュールだけを搭載したものは、すでに5月末から162,000円で出荷している。2.4GHzと5GHzモジュールとのセットは244,000円で、2002年第3四半期に発売する。
CONTECも、上記2社と同じく、無線LAN両規格対応のアクセスポイント「FX-DS540-AP」を発表。2.4GHz無線LANは、別売りのCF無線LANカードを本体に差すことで使用できる。IEEE802.1XやSNMP等対応ながら、価格は90,000円と控えめ。7月発売。
3社から発売されるアクセスポイントは、いずれも高機能でビジネス向けとなっている。

■ Intel
■ Cisco Systems
■ CONTEC

NTTコム、5GHz帯屋外無線LANサービスに向け実験局免許を申請   [2002.6.10]

NTTコミュニケーションズは6月10日、5GHz帯を利用した屋外での公衆無線LANインターネット接続サービスの実験を行うため、総務省に実験局の免許を申請したと発表した。
これまでの5GHz無線LANでは、電波干渉を避けるため、屋外での利用が禁止されていたが、この実験では、5.030〜5.091GHzの電波干渉がない周波数帯が利用される。

■ ZDNet

5GHz無線データ通信の屋外利用開放へ   [2002.5.7]

情報通信審議会は5月7日、5GHz帯を利用した無線データ通信の屋外利用を認める技術的条件について総務省に答申した。これを受け総務省は関係省令を整備、5GHz帯無線データ通信の利用を解禁する。
対象となる周波数帯域は、4900M〜5000MHzおよび5030M〜5091MHz。1チャネル当たり20MHzとすると、それぞれ4チャネルと3チャネルが想定されるが、1チャネル当たり10Mないし5MHzの狭帯域チャネルも導入可能とされる。
技術的条件は、出力が250mW以下、アンテナの絶対利得が10dB以下、伝送速度が20Mbps以上、などとなっている。

■ ZDNet
■総務省のニュースリリース

危険な遊び“ウォー・ドライビング”    [2002.4.24]

「ウォー・ドライビング」という新手のクラッキング手法が米国で最近問題になりつつある。無線LANの端末を車に乗せ、電波を拾えるところを探すというものだ。
WindowsXPには無線カードがアクセスポイントからの電波をキャッチすると、そのESSIDを知らせるという機能がある。この機能を使えば、オフィス街でたくさんのESSIDを拾い出し、設定が甘い企業のLANに侵入することも可能である。
これを防ぐには、"ANY"や出荷時設定のESSIDを設定しないことや、MACアドレスフィルタリング、WEPの使用、アクセスポイントにアッテネータを付けて外に飛ばないように出力を下げるなど、何らかの対策を講じなければならない。

■日経BP - ITPro

NTT研がIEEE802.11aチップを開発   [2002.3.22]

NTTアクセスサービスシステム研究所およびNTT情報流通基盤総合研究所が、IEEE802.11a準拠のチップセットを開発した。3月27日〜30日の4日間、早稲田大学で開かれる電子情報通信学会で発表する。
製品化の計画もすでにあり、NTTコミュニケーションズが4月開始予定の無線LANを使ったホットスポットに導入する計画だ。
これまでIEEE802.11a準拠のチップセットといえば、Atheros社の一社独占状態であったが、これからはこのNTTのチップや、現在開発中のIntersilのチップなどが市場に出回ることになるであろう。
ただ、このNTTのチップセットが、他の企業のアクセスポイントやカードで使われる可能性は少ないだろう。

■日経BP - ITPro

ewd社、3つの無線LAN規格対応チップ発表   [2001.12.4]

米embedded wireless device社(ewd)は2001年12月3日、IEEE802.11a、802.11b、802.11gに対応した無線LAN制御チップ「e8025G」を2002年第1四半期に出荷開始すると発表した。3つの無線LAN規格、ふたつの周波数帯を1チップで制御できる製品は、e8025Gが世界初。価格の目安は1000個購入時で20米ドル程度という。

■日経BP - ITPro

総務省が4.9GHz帯開放を目指して再検討   [2001.10.24]

5GHz帯無線アクセスの屋外利用を実現するため、総務省が電波の周波数帯割り当ての再検討に乗り出した。総務省の情報通信審議会は10月22日、「5GHz帯無線アクセスシステムの技術的条件」について諮問。5GHz帯無線アクセスシステム用に使える周波数帯の利用条件を調べ、2002年3月に答申を受けることを予定している。
今回再検討するのは、4.9G〜5.0GHz(4.9GHz帯)の100MHz分。4.9GHz帯は現在、「固定マイクロ波伝送」として通信事業者の中継業務などに使われている。非常に弱い電波を受信する必要がある気象レーダーや人工衛星との共用に比べれば、今回の条件は比較的緩やかで、電波が無線アクセスに開放される可能性は高いとされている。
IEEE802.11aの大きな欠点は、屋外利用ができないことであり、屋外使用が認められれば、IEEE802.11a普及に拍車がかかると予想される。

■日経BP - ITPro

米アバイアが5GHz対応無線LANアクセスポイントを発表   [2002.9.13]

米アバイア・コミュニケーションズは米国時間の9月10日、2.4GHz帯と5GHz帯に対応した無線LANのアクセス・ポイント製品「AP-3」を発表した。10月に全世界を対象に発売する。
AP-3は、PCカード型の無線LANアダプタを装着することでアクセスポイントとして動作する。アダプタのスロットはふたつあり、IEEE802.11b規格のアダプタと、IEEE802.11a規格のアダプタを同時に使える。ただし、IEEE802.11a規格のアダプタが出荷されるのは2002年になる見込み。
6月には米エンテラシス・ネットワークスが同じようなアクセスポイントを発表しており、5GHz無線LANへの期待が高まる。

■日経BP - ITPro

5GHz帯無線アクセスシステムが勢ぞろい   [2001.5.18]

神奈川県・横須賀市の「横須賀リサーチパーク」(YRP)で5月15日〜18日の期間、マルチメディア移動アクセス(MMAC)推進協議会による公開実験ならびに展示が行われ、5GHz帯を使用する無線アクセスシステムが一同に展示された。
5GHz帯は気象レーダーなどと干渉することから屋外では使用することが許されていないため、各社とも公共施設など屋内でのインターネット接続サービスを想定したデモンストレーションを行った
東芝や松下通信工業などがは、HiSWANa(ハイスワンエー:High Speed Wireless Access Network type a)と呼ばれる無線アクセスシステムを出展。HiSWANaは、ARIB(社団法人電波産業会)が「ARIB Std-T70」として定めている規格。周波数帯は5.15 〜 5.25GHzで、通信速度は最大35Mbpsとなる。
ちなみに、現在の5GHz帯無線LANの規格は、国内では「ARIB Std-T71」で、最大通信速度54Mbps。

■ ZDNet