ニュース (2005年)

WiMAX規格IEEEが802.16eが承認される   [2005.12.9]

IEEEの802.16委員会は現地時間12月7日、WiMAXとして知られるIEEE802.16e規格の標準仕様を承認した。
WiMAXはブロードバンドのラストワンマイルの用途が多いと見られる高速無線通信技術。IEEE802.16e規格の製品は、2006年末頃にリリースされると予想されている。

■ IT media ■ CNET Japan

省電力Wi-Fi「WMM Power Save」   [2005.12.8]

Wi-Fi Allianceは現地時間12月6日、「WMM Power Save」と呼ばれる新技術のWi-Fi認定新プログラムを発表した。「WMM Power Save」はQoSを要するマルチメディアデータ転送向けの規格「WMM (Wi-Fi Multimedia)」の拡張で、モバイルPCなど向けに省電力機能を加えたもの。
AtherosとBroadcomのリファレンスデザインが「WMM Power Save」を初めて取得した。

■ MYCOM PC WEB

@ITで新5GHz帯の解説   [2005.10.28]

IT関係の仕事に携わる人向けの情報サイト@ITで、5GHz帯のチャネル変更によってどのようになったのか、どのように無線LAN製品を使用すべきかをある程度分かりやすく解説されている。
新5GHz帯について気になる人は、とりあえずチェック。

■ @IT

Buffaloの一部製品が周波数変更のアップデートに対応   [2005.10.21]

Buffaloは10月21日、従来のIEEE802.11a(J52)製品の一部をW52対応に変更するファームウェアやアップデートツールを公開した。
これまで、ノートPC内蔵のMiniPCIモジュールなどでは一部のメーカが先行してアップデートを行っていたが、アクセスポイントの周波数変更の対応はBuffaloが初めて。
対応機種は、アクセスポイントのWHR2-A54G54、WHR3-AG54、WLM2-A54G54/HA、WLM2-A54G54/H、WLM2-A54G54、WLAH-A54G54の6機種、CardBusクライアントのWLI-CB-AG54L 1機種の計7機種。アクセスポイントはJ52からW52へ変更、CardBusクライアントはJ52のみ対応からJ52/W52対応への変更となる。
また、WER-A54G54、WER-AG54、WLI-CB-AG54、WLI2-TX1-AG54の4機種も11月には対応するとのこと。
当初7月公開だったものが9月公開になり、10月になってようやく公開された。総務省と揉めるなど、紆余曲折があったのだろう。機種名の末尾に"-AL"が付くようになる機種名の変更は、いろいろあったことが原因ではなかろうか。
なお、法律で定められていることにより、一度ファームウェアをアップして周波数を変更してしまうと元に戻せなくなるので、十分に注意が必要である。

■ Broadband Watch

東芝が消費電力を低減させる通信技術を開発   [2005.10.18]

東芝は、スマートアンテナを利用した無線LAN機器の消費電力を低減させる通信技術を開発したと発表した。1〜2年後の実用化を目指しており、ソフトウェアの更新などで対応可能とのこと。
発表された技術は、アクセスポイントやステーションが必要最小限の出力に変更し、電波の飛ぶセルを小さくさせ、消費電力を押さえるというもの。
ヨーロッパ用の規格IEEE802.11hなどで採用されているTPCと何が違うのかは不明。

■ Broadband Watch

IEEE802.11n推進団体EWC発足   [2005.10.11]

無線LAN関連製品を取り扱う大手27企業で構成される次世代無線LAN規格の技術仕様を推進するための新団体「Enhanced Wireless Consortium」(EWC)が設立された。
揉めているIEEE802.11nの標準化を早め、11n対応製品を少しでも早く市場にリリースするのが団体の目的。
参加企業は、Airoha、Apple、Atheros、Azimuth、Broadcom、Buffalo、Cisco、Conexant、D-Link、Gateway、Intel、Lenovo、Linksys、LitePoint、Marvell、Metalink、NETGEAR、Ralink、Realtek、Sanyo、Sony、Symbol Technologies、Toshiba、USRobotics、WildPackets、Winbond、ZyDAS。

■ Enhanced Wireless Consortium ■ PC Watch

Airgoの高木氏は自社チップのよさをPR    [2005.7.14]

Atherosの大澤社長が新5GHz帯の講演を行ったのに対し、MIMOチップで知られるAirgo Networksの高木氏は同フォーラムでAirgoのMIMOチップのよさを必死にPR。Airgoチップ搭載の無線LAN製品が期待されたほど普及していないこともあり、懸命であったようだ。
また、IEEE802.11nの制定作業は、TGn SyncとWWiSEで意見をすり合わせ、共同提案で11月にもドラフトが提出される見通しであることを示した。

■ Broadband Watch

Atheros大澤社長による新5GHz帯に関する講演   [2005.7.14]

Wireless Japan 2005のフォーラムにおいて、アセロス・コミュニケーションズの大澤社長が新5GHz帯に関する講演を行った。
新5GHz帯に関する知識や電波法に関係する制限などに関する講演で、特に目新しい情報などはなかったが、屋外利用可能な5.47 〜 5.725GHz帯が早ければ2006年中に日本でも解放されるとの見通しを示した。

■ Broadband Watch

Intelが11nチップセット開発へ   [2005.6.20]

AtherosやBroadcomなどの11a/gチップセットをリリースするベンダに比べると開発の後れが否めないIntelが、11nチップセットのリリースを目指して開発を進めていることを明らかにした。
既にIntelは、ノートPC用のCentrino効果でチップの出荷数ではAtherosやBroadcomを上回っているが、MAC/BBとRFが一体となった1チップモジュールを既にリリースしているAtherosに比べると、開発では大きな後れを取っている。未だ3チップ構成の無線モジュールが主流で、性能を見ても、消費電力を見ても、他社に大きく劣っている。
しかし、無線LANの重要性に改めて気が付いたIntelは大きく方向転換。開発に力を注ぎ、11nチップをどこよりも早くリリースしようとしているようだ。
また、これまでのようにMiniPCIモジュールにするのではなく、最終的にはマザーボード上に載るチップセット上に11nの無線機能を搭載させる計画もあるようだ。
その他、11nだけではなく、WiMAX、Bluetooth、UWBへの同時対応も考えられているようである。

■ ITmedia ■ ITmedia ■ PC Watch

米Proximが倒産   [2005.6.14]

業務用無線LAN機器メーカとして、米国で3番手のProximが倒産、Moseley Associatesに2100万ドルで全資産を売却してMoseleyの完全子会社となることとなった。
Proximは、米業界2位のSymbol Technologiesが連発した特許侵害訴訟に関して、昨年9月に2275万ドルの和解金を支払うことでSymbolと和解したが、その和解金の支払いが首を絞めることとなり、あえなく倒産と相成った。
ORiNOCOブランドの買収やTsunamiブランドの取り扱いなどしてきたProximだが、Tsunamiという名のアクセスポイントは名前が悪かったのも知れない。
企業買収でめちゃくちゃになった無線企業が多いだけに、今後Moseley Associatesの下でどのような開発が行われるのかが注目される。

■ Japan.internet.com

Atheros、モバイル用無線LANチップセットを発表   [2005.6.7]

米Atherosは、モバイル機器向けの新しい無線LANプラットフォーム「ROCm(Radio-on-Chip for Mobile)」を発表した。IEEE802.11a/g準拠の「AR6001X」、IEEE802.11g準拠の「AR6001G」は共にエンジニアリング・サンプルが出荷中。
「ROCm」はMAC/BBおよびRFを1チップに収めた1チップソリューションで、低消費電力が最大の特徴。第1世代ということで、SuperAGやXRには対応していない。
SDIO、SPIの他、16bitローカルバスといったインターフェイスを搭載しており、SDカードや携帯電話、組み込み機器への応用が見込まれる。
「AR6001X」と「AR6001G」の量産出荷は2005年第3四半期が予定されている。

■ニュースリリース ■ Broadband Watch ■ ITmedia

IEEE802.11n標準化が難航   [2005.5.23]

IEEE802.11nの策定作業を進めるワーキンググループで、同規格の標準化が難航している。11nのワーキンググループはAtherosやIntelが参加するTGn SyncとAirgoやBroadcomが参加するWWiSEに分裂して対立していることはこれまで既報の通りであるが、これまで57%の指示を集めていたTGnが出した提案がワーキンググループのメンバーから49%の賛成しか得られず、承認に必要な75%に遠く及ばなかった。
そのため、WWiSEの意見をこれまで突っぱねてきたTGnが今後WWiSE側の提案を一部受け入れるようになりそうだ。

■ CNET Japan

5月16日より新5GHz帯チャネルが使用可能に   [2005.5.16]

5月16日(月)に国立印刷局より発行された官報号外第105号の発表で総務省令第92号〜94号が発表され、新5GHz帯への移行に関する「電波法施行規則」の一部を改正する省令が施行されることとなった。
総務省令第92号では、「電波法施行規則」の第6条第4項第4号(3)が改正されることとなり、これまでIEEE802.11aの5GHz帯で使われてきた5170MHz(34ch)、5190MHz(38ch)、5210MHz(42ch)、5230MHz(46ch)が5180MHz(36ch)、5200MHz(40ch)、5220MHz(44ch)、5240MHz(48ch)、5260MHz(52ch)、5280MHz(56ch)、5300MHz(60ch)へと変更された。消費者にとって一番重要な改正項目である。
総務省令第93号では「無線設備規則」が、総務省令第94号では「特定無線設備の技術基準適合証明等に関する規則」が変更された。第94号に関する改正では、工事設計認証や技術基準適合証明(いわゆるTELEC)に関する改正が行われている。

総務省令第92号に関して、新たに解放されたチャネル(48, 52, 56, 60ch)についてはこれまでに既報の通り、CEの無線規格であるR&TTE指令などで既に採用されているDFS(Dynamic Frequency Control)とTPC(Transmit Power Control)という機能が不可欠である。DFSは、気象レーダーで使用している周波数帯の電波を検知したらチャネルを変更するなどの機能である。TPCは同じくレーダー波検知時に送信出力を下げる機能である。TPCは特定無線設備自体の送信出力によって必要な場合と、不要である場合がある。

また、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)はこれに合わせて新5GHz帯の無線LAN製品に関するガイドラインを制定した。そのガイドラインによると、旧チャネルをJ52、旧チャネルから10MHzスライドした新チャネルをW52、新たに解放されたチャネルをW53として、どのチャネルに対応した製品であるかを明記する旨などが記されている。

なお、5月16日の施行に合わせてBuffaloが新5GHz帯対応の新製品を投入。続いて6月2日にCoregaが同様の新製品をリリース。Buffaloの対応の早さが目立つが、これはBuffaloが今回の法改正の審議を行った情報通信審議会5GHz帯無線アクセスシステム委員会の作業班に参加しており、そこで何かやりとりがあったために事前に認証試験などを済ませ、早期リリースに繋がったためと予想される。

旧製品のバージョンアップによる新5GHz帯対応については、TELECや民間の登録認証機関間でどのような手続きで行うかの調整がされており、未だ未定の状態。小耳に挟んだ情報によると、技適は書類だけで審査OK、工事設計認証は再試験が必要になるようである。最近のリリース製品全てを以前の工事設計認証から技適へと変更したBuffaloの策略ではないかとの見方もある。

■「5GHz帯無線LANの周波数変更」に関するガイドライン制定について(JEITA) ■世界標準11aへ(Buffalo) ■ 5GHz帯世界共通チャンネルへ「国際標準802.11a」(Corega)

IEEE802.11n規格はやはりTGn寄りに   [2005.3.18]

IEEE802.11n作業部会でのTGn SyncとWWiSEの対立は、投票の末TGnがより多くの指示を集め、Airgoなどが推進するWWiSE側が事前の予想通り敗北した。今後、多少の意見のすり合わせはあるだろうが、TGn Syncが推す仕様を中心に11n規格が定められると見られ、先行して製品をリリースしたAirgoの立場は何とも微妙なものになった。
作業部会での投票は、TGn Syncが178票、WWiSEが153票を集めた。僅差ではあるが、TGn Syncが勝利したことで、TGn Syncの仕様が確認投票にかけられる。確認投票で75%を得ないと規格制定されないが、75%を下回った場合でも、TGn Syncの仕様にある程度WWiSEの仕様を取り込むなどして、対立陣営の票を得ることで75%の票を確保し、規格制定を行うと見られる。
Planex、NETGEAR、Buffalo、LinksysからリリースされているAirgoチップのMIMO製品は、11nと何の関係もないパチモンになってしまう可能性が大であるため、購入を考えている人は、もう一度考え直した方がいいであろう。

■ ITmedia

Atherosが11n技術動向を語る――先行するAirgoを牽制   [2005.3.3]

アセロス・コミュニケーションズは、米Atheros Communicationsのウィリアム・マクファーランドCTOを迎えた技術説明会を開催した。
その説明会でマクファーランドCTOは、「デュアルバンド」「MIMO」「IEEE 802.11n」「新しい無線LANアプリケーション」の4つの無線LANトレンドに触れた。「デュアルバンド」では、混み合った2.4GHz帯ではなくクリーンな5GHz帯を利用した無線LANが今後伸びていくとした。
また、「MIMO」「IEEE802.11n」では、AirgoなどのWWiSEが進める空間多重よりも、AtherosなどのTGn Syncが推すビームフォーミング・合成ダイバーシティのほうが高いスループットを実現できることを踏まえた上で、マクファーランドCTOは「空間多重もMIMOの技術ではあるが、新しいハードウェアでなければ利用できない技術のため、IEEE802.11nの標準化を待つ必要がある」とコメントし、フライング気味でチップセットをリリースし、デファクトスタンダードを狙うAirgoの動勢を暗に批判した。
Atheros製11nチップセットは、2005年後半以降のリリースとなるようだ。
11gのときはフライングで出されたチップでもさほど混乱はなかったが、今度は対立する陣営を出し抜くためにチップがリリースされており、標準化されたときにどこまで適当できるかが11g以上に疑問である。将来のことを考えるのであれば、敗色濃厚なWWiSE陣営に属するAirgo製品にはまだ手を出さない方が利口かも知れない。

■ Broadband Watch ■ ITmedia

Intelの無線製品は11nへの対応がカギ   [2005.3.3]

impressのPC Watchの連載記事「笠原一輝のユビキタス情報局」でIntelの無線LAN製品が言及されている。
これまでIntelの無線LAN事業は後手後手を踏み、常に他社に完全なる遅れをとっていた。Centrinoのヒットはあるものの、未だに無線モジュールは3チップ構成(MAC/BB、2.4GHz RF、5GHz RF)で、他のチップベンダがリリースするRFチップをひとつにした2チップ構成のチップセットすら未だリリースできずにいる。Atherosの1チップ製品がそろそろ出てくるという時期にである。
このままずるずると遅れをとったままでいると、11nでも他社に出し抜かれ、同じ二の轍を踏むとの内容のレポートである。

■ PC Watch

米英の調査会社2社が「無線LAN市場は今後も成長」と予測   [2005.2.28]

無線LAN機器市場の将来の見通しは依然として明るい。米英の調査会社2社が相次いで同じようなレポートを発表した。
英国Infonetics Research、米国Synergy Research Groupのレポートはともに2004年の無線LAN機器の売り上げを前年比18 〜 30%増とし、今後もしばらくはネットワーク家電などの登場により、増加が続くと結論づけられている。

■ japan.internet.com

IEEE802.11n規格めぐる対立は2陣営に収束   [2005.2.26]

Motorolaは24日、IEEE802.11n規格に関する自社の提案を、業界団体World Wide Spectrum Efficiency(WWiSE)の提案と統合することに合意した。これで11n規格をめぐる争いはふたつの陣営に収束される。
Pre11nチップなどと称するチップを先行してリリースしたAirgoはWWiSEに所属し、他にBroadcom、T.I.、Conexant Systems、ST Microelectronics、Bermaiなどが参加している。 一方の団体であるTGn Syncには、Atheros、Intel、Cisco、Agere、サンヨー、ソニー、東芝、パナソニック、サムスン、Marvell Semiconductor、Nokia、Nortel Networks、Royal Philips、Qualcommなどが参加している。
現在のところ、TGn Syncが全体の55%の支持を集め、WWiSE陣営の45%を上回っている。
11n規格がどのようになるかは未定であるが、数で上回るAtherosやIntelなどのTGn Sync陣営が勝利し、その提案が多数取り入れられるものと予想されている。

■ ITmedia

米Airgo Networksが日本法人を設立   [2005.2.17]

IEEE802.11nチップの開発で知られる米Airgo Networksは16日、日本法人「エアゴーネットワークス株式会社」の設立を発表した。日本での営業力とサポート力の拡充を図るのが狙い。
発表会でロバート・ディマルティーノCEOは、自社チップのMIMO(マイモ)技術を、「マルチパスを利用して複数のデータを同時に送受信するのが"本当の"MIMOであり、ビームフォーミングなどはオプションだ」という趣旨の発言を行い、IEEE802.11n委員会で意見が対立するAtherosやIntelなどのTGn SyncグループのMIMO定義を批判した。
この発表と同時期に複数のベンダからAirgoチップを使用したMIMO技術の無線LAN製品が発表された。いずれもAirgoのリファレンスデザインを使用している。そのため、各社あまりハード的な違いはない。なお、Buffaloは自社のA.O.S.S機能を搭載するために、リファレンスデザインにボタンを1個追加させるなど、ゴリ押しを図ったようだ。日本でのシェアNo.1企業はやはり影響力が違う。
なお、Airgoは発表会では触れなかったが、Airgoチップは消費電力が非常に大きいという欠点があるようだ。
いずれにせよ、Airgo製品が日本で受け入れられるか見定めたい。

■ Broadband Watch ■ ITmedia ■ CNET Japan

総務省が5GHz帯新規開放に関する意見を募集   [2005.2.10]

総務省は9日、電波法施行規則の一部を改正する省令案の意見募集を行なった。この改正案には、気になる5GHz帯のチャネル変更や新規チャネル開放といった事案が含まれている。
これらのうち、無線LANに関わる重要なものは、「特定無線設備の技術基準適合証明等に関する規則(昭和56年郵政省令第37号)である。→[こちら] いわゆるTELECの認証に関する変更案のおおよその内容は次の通り。

【現行チャネル変更について】
現行チャネルである34ch(5170MHz)、38ch(5190MHz)、42ch(5210MHz)、46ch(5230MHz)を、36ch(5180MHz)、40ch(5200MHz)、44ch(5220MHz)、48ch(5240MHz)と、10MHz(2ch)上のチャネルへシフトする。
これらのチャネルについては、メーカがTELEC認証を受けた登録証明機関に申し込みを行うことで、ファームウェアもしくはドライバによるチャネル変更を認める。そのとき、TELEC表示ラベルの変更の必要はない。
また、現行チャネルで使用している無線LAN製品のTELEC認証については、省令施工後も有効とする。

【新規追加チャネルについて】
上記の36, 40, 44, 48chに52ch(5260MHz)、56ch(5280MHz)、60ch(5300MHz)、64ch(5320MHz)を新規追加する。ただし、ファームウェアもしくはドライバの変更によるこれらチャネル追加については認めない。
また、新規追加の52〜64chを使用の際は、DFS(Dynamic Frequency Control、レーダーの干渉波を検出して周波数を変更する機能)とTPC(Transmitter Power Control、送信電力を低減する機能)が必須。
36〜64chで使用する無線LANは、これまでと同様に「証明規則第2条第1項第19号の3に掲げる無線設備」となる。36〜64ch対応製品はTELEC取り直し。また、36〜64chは屋内使用限定とする。

つまり、5.2GHz帯についてはFCCと同じチャネルにし、屋内利用に限るということである。また、36, 40, 44, 48chへの変更はファームウェアまたはドライバの変更を認めるようだ。
総務省の担当者が、ソフトでのチャネル変更について懸念を示していたことから考えると、大きな進歩である。お堅い総務省が、非常に柔軟な考えを示したことに驚きすら感じる。Broadband Watchによると、Buffaloが情報通信審議会5GHz帯無線アクセスシステム委員会の作業班に参加しており、Buffaloの意見を取り入れたとある。Buffaloの猛烈プッシュによって総務省の情報通信審議会を動かしたのであれば、Buffaloの働きは素晴らしかったといえよう。ひと昔前に、Apple同様に11aに未来はないといい放ち、11g路線で突っ走ろうとした企業とは思えない働きである。
また、DFSとTPCについては、CEのR&TTE指令(ヨーロッパのTELECみたいなもの)で必須とされているものと同じである。既に利用されている機能なので、実装に問題はないだろう。
5GHz帯新規解放の目玉であった屋外利用可能な5.47〜5.725GHzについては、国際標準化の合意が得られていないため、今回の改正案では見送られた。1年後以上の当分先のことになりそうである。

■総務省報道資料 ■ Broadband Watch ■ Buffaloの取り組み(Broadband Watch) ■ ITmedia

Intelが新Centrinoプラットフォームを正式発表   [2005.1.19]

Intelは1月19日、これまで「Sonoma」のコードネームで呼ばれてきたモバイルPCプラットフォームである新しいCentrinoモバイル・テクノロジを正式発表した。「モバイルIntel 915 Expressチップセットファミリ」という名が示すとおり、915チップセットと同等のアーキテクチャとなっている。
無線部分は、これまでどおりの11g対応の「PRO/Wireless 2200BG」かa/g対応の「PRO/Wireless 2915ABG」のどちらかと組み合わされる。無線部分に大きな変更はないが、設定・管理ツールである「PROSet/Wireless」がバージョンアップして利便性やセキュリティが向上しているとのこと。

■ PC Watch ■ MYCOM PC WEB

Wi-Fiホットスポットに迫る新たな脅威?    [2005.1.24]

イギリスのある大学の研究者が、ホットスポットの新たな脅威として「Evil Twin」なる悪意のあるホットスポットについて警告している。
それによると、クラッカーがあるホットスポットが使用しているチャネル(周波数)に合わせて妨害電波を出し、ホットスポットユーザをクラッカーが用意した攻撃対象とチャネル以外同じ設定のアクセスポイントに接続させ、そこからデータを盗聴させるというものらしい。危険なのは当たり前のこと過ぎて、何を今さらという感じがしないでもない。
注意していないとホットスポットユーザは気が付かずに悪意のあるアクセスポイントにローミングしてしまう可能性があるので、それなりの注意は必要かも知れない。気になる人は、ホットスポットを使わないのが一番だろう。

■ IT Pro

欧米の家庭内LANは無線LANが普及   [2005.1.21]

Parks Associatesが1月18日に公表した調査によると、欧米の一般家庭のLANで無線LANを導入している家庭が52%、有線LANによるLANを導入している家庭が50%と、無線LANが有線LANを上回るという。日本での普及度を考えると、にわかに信じがたいが、無線LANは欧米ではかなり普及が進んでいるらしい。
なお、調査結果は足して100%を超えるが、有線と無線の両方のLANがある家庭はどちらにも含まれているのだろう。たぶん。

■ ITmedia

5GHz無線アクセスシステムに電波使用料を課金   [2005.1.19]

総務省は、4.9〜5.0GHz帯の周波数を使用する無線アクセスシステムの無線局に対して、電波法施行令の一部を改正し、電波利用料を課すことなどを定める政令案を示した。これに対するパブリックコメントの募集を開始した。
政府案では、2005年12月〜2015年11月までの10年間、移動無線局(端末)には20円、固定基地局には570円の電波使用料を課すとしている。
4.9GHz帯は業務用の通信に用いられているだけであり、一般の無線LANユーザには無関係。

■総務省報道資料 ■ Broadband Watch

Atheros版簡単セキュリティ設定ツール登場   [2005.1.7]

Atherosは、セキュリティ設定を容易に行なえるソフトウェア「JumpStart for Wireless」を1月7日に発表した。同社の無線LANチップを採用した製品は、原則としてファームウェアのアップグレードで対応可能。
JumpStartはクライアント側からWPAなどの暗号化設定を行うことができる。BuffaloがA.O.S.Sという機能を提供しているが、それと似たようなものだ。それ以外に、パスワードによるアクセスポイントへのログイン認証や、クライアント側のLEDでの通信状態の確認も可能になるとのこと。
世の中には、めんどくさいという理由から無線LANを暗号化しない人が意外と多くいるようだが、そのような人もこれで暗号化するようになるのだろうか。

■プレスリリース ■ Broadband Watch